高田馬場で働く社長のブログ

DNAパブリッシング株式会社代表取締役、伊藤聡のブログです。

Kindle UNLIMITEDの可能性とインパクト

伊藤です、 
 
昨日、とうとう日本のAmazonにも
 
Kindle UNLIMITED』
 
がリリースされました。
 
 
Kindle UNLIMITEDとは何かと言うと、、
 
月額980円でAmazonによって
選ばれた電子書籍が読み放題、というサービスです。
 
cf) Kindle UNLIMITED公式ページ:
https://www.amazon.co.jp/gp/kindle/ku/sign-up
 
 
アメリカなどで先行リリースされていて
日本でもいつか始まるのでは?と
言われていましたが、とうとう来ましたね。
 
当初の報道では、セレクトされる書籍は
大手出版社からの出版物に限られる、とされていました。
 
 
幻冬舎講談社集英社など
出版社が出している本の電子書籍版のみが
対象ということでした。
 
 
しかし、見てみると
違いましたね。
 
私たちがプロデュースした書籍も
多く選ばれています。
 
当然、大手出版社ではありませんので
これは大きなチャンスですね!
 
そもそも、Kindle UNLIMITEDに
選ばれるには順序があり
 
1,Kindleで出版
2,条件を満たせば、UNLIMITEDに
  選ばれる
3,さらに多くの人に読まれる可能性がある
 
という流れに則っています。
 
多くの人に読まれるほど、ブランディング
リスト取りに繋がるので良いことだらけですね。
 
 
ということで、Kindle UNLIMITEDの
特徴とポイントを解説したいと思います。
 
電子書籍のビジネス利用を考えている方は
要チェックです!
 
3つに絞ってお伝えします。
 
 
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1,個人出版でも選ばれる
 
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Kindle UNLIMITEDに選ばれている
書籍を見ていると、個人出版も多くありました。
 
なので、大手出版社からの書籍限定というのは
誤報ですね。
 
その代わりに、選ばれる基準は推測ですが
 
・一定冊数以上売れていること
・ジャンルのランキング1位を獲得していればなお良し
・レビューの平均値が一定以上
 
といった所でしょうか。
 
 
売れていて、レビューが良いという
真っ当な判断基準のもと選ばれているようですね。
 
なので、個人出版であったとしても
中身がしっかりしたもので、表紙やタイトルも
練られていれば、選ばれる可能性は高いです。
 
これにより
「取り敢えず出版したい!」という人
(もっと言えば、ビジネス目的なのに中身は
 オ◯ニーにしかなっていない本)
 
と、しっかりコンセプトも練って
作りこんでいる人の差が、どんどん開きますね。
 
簡単に言うと、より質が求められるように
なってきたということです。
 
ということは、、
 
企画編集がデキる人の需要は
ますます高まりますね。
 
電子書籍をただの無料レポートの延長ではなく
プロダクトとして、一冊の本として
組み立てる力がある編集者
に仕事が集中することでしょう。
 
 
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2,印税方式から従量課金へ
 
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ロイヤリティの計上方法が変更されました。
 
電子書籍が購入された場合は、これまで通り
価格の最大70%が販売者に支払われます。
 
 
ですが、Kindle UNLIMITEDに選ばれて
読み放題の中で消費された本は
 
「読まれたページ数」によって
ロイヤリティが決まります。
 
つまり、最後まで読んでもらえるだけの
文章力・構成能力がないと、売上も伸びない
ということですね。
 
 
読まれたページ数でロイヤリティが決まりますが
かと言って、長くすればいいのかと言うと
読まれないと1円にもならないので、注意が必要です。
 
長期的に読まれてビジネスに繋がる書籍にするには
量産すれば良い、という従来の戦術から
方向転換する必要があります。
 
電子書籍の出版代行会社や編集者にとっても
淘汰につながる可能性は大いにありますね。
 
 
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3,Kindle市場の更なる拡大
 
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Amazon躍進の立役者は
プライム会員です。
 
(あとはAWSが強力ですね)
 
年間約4,000円で、即日配達が可能になり
会員限定のセールスやビデオの見放題なども
ついている超お得な会員サービスのことです。
 
 
その電子書籍版である
Kindle UNLIMITEDに、Amazonが今後
力を入れていくことは間違いないでしょう。
 
継続課金で売上を立てられて
コストのかからない、電子コンテンツを
従量課金で販売するのです。
 
Amazonにとって美味しいこのモデルを
そのまま放っておくはずがありません。
 
 
電子書籍を販売・購入できるプラットフォームは
他にもありますが、ますますKindleの一人勝ちが続き
ユーザーも増えるでしょう。
 
私たちにとっては見込み客が
増えるということです。
 
その時に、ビジネス利用する出版を目指す人が
取るべき戦略は
 
・質の高く最後まで読んでもらえる書籍を
・数多く、少しでも早く出版すること
 
です。
 
これまでよりも「質」と「読みやすさ」に
こだわる必要があります。
 
 
だからこそ、編集者をあなたのパートナーとして
仲間にすることをオススメします。
 
プロの目を入れて、自分の感覚を頼りに
出版するのではなく、二人三脚で
一緒に電子書籍というプロダクトをつくります。
 
その先に、ブランディングマーケティング
という世界が広がります。
 
 
もし編集者をあなたのパートナーにすることに
興味があれば
 
私たちの定例セミナー:(8月23日開催)

ニューメディア徹底活用実践セミナー


 
もしくは、
 
直接お問合せください
http://dnapublishing.jp/contact.html
 
 
今回発表された、Kindle UNLIMITEDは
大きなチャンスを生み出します。
 
ぜひこの機会をつかんで
ビジネスに活かしてください。
 
それでは最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
 
 
伊藤 聡
 
 
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